2009年総括

今日が仕事納め。ということもあり、今朝の朝礼で、2009年を振り返ってみて…という内容の話をしたので、ブログにまとめておきたいとおもいます。

今年のトピックスとしては、

2月、新規事業ADTUNEがスタート。

4月、当社で初となる新卒のT内さんが入社

10月、事業部制を導入

といったところがふっと頭に浮かぶ大きな出来事だったようにおもいます。

新サービスという点では、ADTUNEのリリースの1点にとどまりましたが、新規事業が成功する確率がとても低いとされるなか、当初引いた計画線通りにきちんと成長を遂げ、ひとつの収益基盤にまで成長できたのは、本当に素晴らしい結果だったとおもいます。

外向きには、大きくリリースしたものはそれのみですが、今年は、内部体制の刷新、収益やサービスの質に対する意識の改善など、体質改善がしっかりとできた年だったと振り返ります。事業部制導入による意識改革や評価制度もそうですが、たとえばインフラ面。これまでのデータセンタから、新しいデーターセンターへの引っ越しや、高いスペックのマシンやストレージを利用した、仮想化環境の構築。リソースの無駄を省くために、複数のサーバーを仮想化サーバーへ移すことで、システム面のバージョンアップだけではなく、コストダウンにも成功。そういった高度な技術を、自分たちの力で作り上げていけたのも、コストやサービスなどの品質にこだわれるようになった、ひとつの体質改善ではないかとおもいます。また、先の仮想化環境の構築や、大規模トラフィックに耐えうる仕組みの構築など、技術面においても、これまでのなかでもっとも成長できた年になったのではないかと思います。

来年大きく飛躍をするための、土台作りがしっかりとでき、何年か先に振り返ったときに、ここが分岐点となったといえる、そんな一年だったように思います。

年頭にたてた4つの目標についても

1.営業力の強化

売上や収益に対する意識付けという点においては、昨年と比較し、しっかりとできるようになったのではないかと思います。また、下半期、事業部制を導入したことにより、各事業部で、よりしっかりと数字を追いかけるようになり、営業だけでなく、企画や開発をする人たちもしっかりと意識ができるようになり、来年にしっかりとつなげられるのではないかとおもいます。

2.収益率、利益率の高いサービス、規模を拡大することイコール収益の拡大になるビジネスの創出

これはADTUNEがしっかりと計画線上の成長をとげることができ、特に規模の拡大=収益の拡大という単純ではあるがなかなか確立するのが難しいモデルをしっかりと構築できたのではないかと思います。

3.オリジナリティの追求

これはまさに特許戦略。今年は新しく2つの重要な特許がとれました。国が担保してくれる、メディアインデックスオリジナルのサービス。ADTUNEはそのコアな部分を取得した特許でまもられており、類似サービスから、しっかりと差別化を図ることに成功。来年は「特許」戦略をしっかりと経営方針の中に取り入れて、戦略を練っていこうとおもいます。また、同じく特許を取得しているあし@についても、先日のブログでもふれましたが、現在フルリニューアルにむけて、鋭意作業中です。第一弾リリースは、来年の2月を予定しており、このあたりも、オリジナリティの追求という点ではしっかりとできたのではないかと思います。

4.チームメディアインデックス

こちらも、下半期に事業部制を導入したことにより、普段あまり交流のなかった人たちが、小さな単位のチームとしてまとまってきたことにより、全体的に少しずつではあるもののうまくチームメディアインデックスを意識できるようになったのではないかと思います。また、管理部の頑張りにより、誕生会や、忘年会など、会社のイベントがバージョンアップし、たとえば、忘年会のクイズ大抽選会などは、「4人のチーム戦」という、こちらもチームを意識した内容で準備をしてくれたことで、「チーム」という意識が、少しずつ芽生えてきたように思えます。

欲を言えば、あれもこれもとキリがありませんが、全体でみると、スタッフみんなのおかげて、とてもよい一年を過ごせたように思います。

みんな、本当に一年間、お疲れ様でした。

年末年始、しっかりと休養をとって、また来年、一緒に素敵な一年を創っていきましょう。