さきほどまで、出資先企業で展開しているコンテンツに追加される予定の新機能の仕様まとめをしてました。
こういった仕事は、通常業務を終えた後に行うことが多いため、深夜の作業になってしまうことがほとんど。
ちなみに、この会社で展開しているサービスは、DeNAさんのモバゲータウンのようなSNSサイト。規模はモバゲータウンの足元にも及びませんが、それでも5万人以上のユーザーが利用しており、デイリーのユニークのログイン数もかなり伸び、アクティビティもあがってきています。
ここで心配なのが、やはり、総務省のすすめるフィルタリングサービス。
そう、18歳未満の携帯利用者には、勝手サイトへのアクセスを制限しようというアレです。
趣旨としては、危険なサイトから青少年を守る!というものなので、もちろん「趣旨」には多いに賛同するものの、携帯文化を牽引してきた10代が、勝手サイトへアクセスができなくなるというのは、市場規模の縮小だけでなく、世界に誇れる携帯文化の成長が鈍化することとなり、日本の国力(大げさかな)の低下にも繋がるのではないかと思ったりしてます。
ちなみに、NTTドコモとKDDIは、ホワイトリスト方式、いわゆるキャリアがお墨付きを与えた公式サイトにだけアクセスが出来、それ以外にはアクセスができなくなるという方法をとると発表しており、ソフトバンクはブラックリスト方式、いわゆる「NG」なサイトをピックアップし、そこに対してのみアクセスが出来なくなるという方法をとるとのこと。
業界からの反発もあり、総務省が、原則ブラックリスト方式をとるようになどといってみたりと、足並みもそろっておらず、方向性もまださだまっていないみたいですね。
私自身も、ホワイトリスト方式は、「インターネット」の性質を完全に無視しているようで、少々乱暴なような気がしてなりません。
いずれにせよ、強制的にフィルタをかける以外に、もっともっといい方法がありそうな気がして、そのあたりをもっと研究してから発表すべきではないかと思ったりしています。
当社(メディアインデックス)の展開するサービスは、特に大きな影響はうけないので、それほどでもありませんが、実際にモロに打撃をうけるモバイルメディア企業は、心穏やかではないですよね。今後の動向がから目が離せませんね。
ということで、今後、自社で開発をすすめる新メディア等は、この規制を考慮した上で展開をしていく必要があり、CGM系のモバイルメディアの開発着手は、当分お預けな感じですね。(結構よさそうなネタがいくつかあるので、ちょっと残念です。)
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