取締役の兼任

私は現在、とても有難い事に、複数の会社の取締役を兼任させていただいている。

複数の会社の取締役を兼任している方は、沢山いらっしゃるとおもいますが、類似する事業ドメインをもつ会社の取締役を兼任していると、非常に難しい局面に遭遇することが多い。

それは、取締役会や役員会などで、画期的なアイデアの提案や、革新的なモデルなどの議案が持ち上がったときに、当たり前ではあるが、他言できない事である。

前にも、『経営者と株主』で少しふれましたが、取締役(経営者)は、株主に『利益』をもたらすために、株主によって選ばれています。

当然、取締役(経営者)が、個人の私利私欲の為に会社(の重要な情報)を私物化するのは、背任行為にあたります。しかし、複数の会社の取締役…となると、利害関係がからみ、結果として、もっとも手近に自身にとっての利益をうむ方法を安直に追求してしまう方が存在するということは、とても残念なことです。

先日のカルロス・ゴーン氏の対談の内容を、ふと思い出しました。


Q:ゴーンさんは、日産のCEOでもありながら、今年、ルノーのCEOにも就任しましたね。各社で重要案件の決済をしなければならない時に、特に類似する内容の決済を行うとき、迷われることはないのですか?

A:私は、いずれの会社においても、重要な議題は、全て把握している。例えば、デザインにおいて、ルノーが、少しでも日産車のテイストが入ったデザインを提案してきた場合は、その時点で、『ノー』です。日産は日産らしくルノーはルノーらしく!当然、協力、共有したほうが良い部分は生かしますが、各社の事業内容を混同するようなことはありません!

取締役会、役員会は、お互いの信頼関係の上で、成立しうるものだと思う。

皆、彼のような人格者であってほしいものだと切願する、今日この頃でした。

うぅ~ん、只今 AM3時23分!

では、おやすみなさい。

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