ドコモ、iメニューのサイト順位を入札で決定へ–6月より導入
CNETより
結構ビックリな発表でした。
これまでは、ドコモの公式メニューは、月間のユニークの利用者数で表示順位が決定しており、公式CP各社は、いかにユーザーのユニークアクセス数を増やせるかという点を重視し、コンテンツの作りこみや、プロモーションに費用を投下していた。これまでの仕組みである大勢の人が利用しているから順位が上というのは、ある意味、正論で、フェアーな順位表示たと思ってましたが、今回の発表は、ドコモが利益を得るため以外の何者でもなく、ユーザーの視点が無視されており、どうにも安直な考えのように思えてなりません。
今回のドコモの発表で、大きな打撃をうけるのは、公式CPよりも、むしろ、ユニークのアクセス数を大量に誘導するために、質より量を重視した安価なクリック保障広告を販売していたメディアや、それを大量に扱っていた広告代理店ではないだろうか。これはこれで問題だったように感じていたので、特に何も思うところはありませんが。。。
恐らく、公式CPがランキングを上位表示させるためにかける予算は変わらないと思うが、予算をかける先が、これまでは媒体各社が提供する広告だったのに対し、今後は、入札してドコモにその分の金額をまとめて支払うように、お金の動きがかわると簡単に予測されます。
ドコモは今回の変更で、外に流れていたお金を特にシステム上大きな変更や改修をすることなく、丸々獲得できてしまう。。。という発表でした。
ドコモの公式サイトについては、予算をかけられる大きな企業が、勝ち抜いていく。。。という構図が、さらにハッキリとしてきそうですね。
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